知っておきべきこと

当サイトでは、学生ローンのサービスについて記事をまとめているが、最後に学生ローンについての総合的な見解を述べたい。

本人確認書類について

まず、申し込みの際に必要となる書類だが、学生証の他に免許証か保険証は必須となる。
これは犯罪収益移転防止法によるものである。
よく住民票で代わりにならないか?という質問を受けるが、住民票はあくまでも補助的なものとして位置づけられている。
では、住民基本台帳カードやパスポートはどうなのだろうか?
答えは、両方ともOKである。
犯罪収益移転防止法では、本人確認書類として認められるものは、以下のように定めている。

1.運転免許証
2.運転経歴証明書
3.健康保険証
4.国民年金手帳
(氏名・生年月日・住所記載のもの)
5.住民基本台帳カード
5.パスポート
6.在留カード
(特別永住者証明書等)

住民票は第三者でも取得可能な上、顔写真がなく、1点で本人確認書類としての要件を満たさない。
住民基本台帳カードは、氏名・生年月日・住所起債のものであれば要件を満たす。
パスポートは住所が手書きであることから、銀行の口座開設や学生ローンの申し込みで、免許証・保険証の代わりになりえない事が多い。
また、保険証は本人確認書類優先順位第2位に位置づけられているが、顔写真がないことから1点で要件を満たさない事が多い。
在留カードについては、学生ローンでは外国籍の人は対象外なので、本人確認書類以前の問題となってしまう。
学生証は本人確認書類としては記載がないものの、学生ローンでは最重要書類となる。
もし紛失等で手元にない場合は、在学証明書で受け付けはしてもらえる事が多い。

利息・返済方法

学生ローンでは元金自由返済方式と借り入れ残高スライドリボルビング方式があるが、ここでは前者について詳しく説明したい。
元金自由返済方式のメリットは、アルバイト収入が少ない月や出費がかさんだ場合において、最低利息だけの返済でもOKなので学生に人気の高い返済方式である。
実質年率17.0%の場合、1ヶ月の利息は約1,400円だ。
この場合、月々の最低返済額は1,400円となるが、日割り計算の関係で1,400円を基準にその月ごとに上下するのが普通である。
したがって、毎月1,400円を入金していくと、場合によっては利息の不足金が発生する場合があるので注意が必要だ。
よって、利息のみ返済したいときは、入金前に学生ローンに電話で問い合わせる他ないが、面倒な場合は毎月の返済額を多めに設定する事をお勧めする。
例えば、上記の例では最低返済額を2,000円とすれば、元金も確実に減るし不足金の心配もいらない。
どうしても利息だけ返済したいという場合だけ、電話で確認すれば良い事だ。

与信枠について

学生ローンに関する質問の中で最も多い質問の一つに、限度額についてのものがある。
中でも総量規制に基づく収入との相関関係についての質問が多い。
学生ローンの利用を検討する人たちの中で、収入さえクリアすれば借りられるはずと考える人が多いようだ。
しかし、学生ローンの審査は収入が全てではなく、当然それ以外の与信材料があるわけだ。
まず、これをクリアしてはじめて収入の許す範囲内で与信枠が決定する仕組みだ。
よって、収入があるからといって必ず借りられるというものではないので、留意してぴて頂きたい。

在宅確認等について

学生ローンでの質問で最も多いのがこの質問だ。
自宅に電話がかかってきたりバイト先に連絡がいくような事はないか?というものだ。
学生ローンは基本的に在宅確認んやバイト先への在籍確認は行っていないので、安心して頂きたい。
ただし、在宅確認については本人確認書類で要件を満たさない場合、本人の了解のもと、実施される場合がある。
もちろん、本人の了解なくいきなり電話がかかってくる事はないので、心配はいらない。
また、店頭申し込みの場合は別だが、振り込みの場合は初回だけ書類が郵送されてくる。
これについても、個人名での郵送を希望すれば会社名など入らないので、どんな封筒でも勝手に開封する親でない限り心配無用だろう。